ゴーストライターによる文章作成代行【京都・ライティング株式会社】

SOHO・自営業者のための鉄の掟

最近の中国との関係に思うこと

2010/10/01

国際問題など、つゆしらない、私のようなものが、大それた問題にどうこういうほどの知識もなにもありませんが、思うところを述べさせていただけたらと思います。

尖閣諸島などで、中国との関係が、いま問題になっております。
そしてとうとう、
「言うことを聞かないなら、レアメタルを輸出しないぞ!」
と中国は脅してきました。

しかし、さすがに、この脅しはどうかと思います。
交渉事としては、これは最後から2番目ぐらいの切り札として、
おいておいたほうが、よろしいかと思います。

もちろん、最後のカードは、
軍事力ですが。

寅さんふうに言うなら
「それを言っちゃおしめえよ」
となるのが、レアメタル輸出問題だと思います。

これにはアメリカがすぐに反応しました。
本日付の産経新聞では、
中国のレアメタル輸出禁止は、国家の安全保障を揺るがすものとして
29日には早速、対策法案の可決にいたったようです。

そして、日本の経済界も、すでにですが、レアメタルの代替材料
の開発に取り組む決意をあらたにしたようです。

つまり、中国にしてみれば
「レアメタルの輸出禁止で、ぎゃふんと言わせてやろう」
との思惑が、思わず肩すかしをくらったような格好になったわけです。

話は変わりますが、

今朝のテレビ番組で、
「観光産業は平和産業である」
と評論家の誰かが述べていました。

たしかにそうかもしれません。

たとえば私は、中国なら、2泊3日で、大連に出張で行って、
1日だけ、取引先の好意で観光をさせてもらったことがありますが、
大連のことは、すごく好きになりました。

もちろん、それ以前にも、三国志や水滸伝、宮城谷昌光などの小説で
中国という国を尊敬もしていましたが、
やはり実際にその土地に訪れ、住む人たちの人柄にふれると
その国のファンになってしまうのが、人情というものでしょう。

ですから、これから、日本には中国人の観光客が大挙して押し寄せてくると
思いますが、きっと、彼らは、日本ファンになって、帰っていくと思うのです。

多少、行儀やマナーが悪くとも、めくじらをたてないで、
温かく、見守り、親切に応対してあげれば
私達の国、そして日本人のことを誤解していたようだ――
と本当のことに気がついてもらえるのではないでしょうか。

中国人観光客が泊まった旅館の仲居さん、
中国人観光客と、電車で乗り合わせたときの隣に座っていた人、

いろいろと接点が考えられますが、
日本人のホスピタリティ(おもてなし)の能力の高さを中国人に教えてあげましょう。

たとえば、私が心がけているのは、彼らに「にっこり微笑む」ことです。
東京出張の際には、私は、品川プリンスと、サンシャインシティプリンスのどちらかに泊まります。

二つのホテルが面白いのは、品川プリンスはちょっとセレブな欧米人も泊まっていて、
彼らとエレベーターなどで、乗り合わせると、お互い、笑顔で「Hello」とか「おはようございます」
とか挨拶ができます。

ところが、サンシャインプリンスは、宿泊客の90%が中国人観光客です。
エレベーターで彼らと、乗り合わせても、にこりともしません。
わたしたち日本人を完全無視するのです。

そこで、私は、にっこりと笑って「おはようございます」
と声をかけることにしています。
すると、はにかみながらでも、首をコクンと下げて、挨拶を返してくれるのです。

私達、日本人の応対、ひとつで、これからの日中関係というものの
未来が決まっていくといっても、いいすぎではないと思います。

高木伸浩















 
















 



戻る