インタビューによる自分史作成|高齢者の依頼歓迎!

「自分の人生を、家族や子ども、孫に残しておきたい」
「仕事で経験した苦労や、そこから得た知恵を後継者へ伝えたい」
「いつか自分史を書きたいと思いながら、何年も手をつけられずにいる」
自分史を作りたいと思っても、最初から目次や年表を用意し、数万字の文章を書き上げられる方は多くありません。書き始めたものの途中で止まったり、出来事の説明ばかりになったりして、「これを人に読んでもらってよいのだろうか」と迷う方もいらっしゃいます。
しかし、文章が書けないことを理由に、あきらめる必要はありません。ライティング株式会社の自分史作成サービスは、プロのライターがご本人へインタビュー取材を行い、その内容をもとに構成を考え、原稿を代筆するサービスです。原稿も、詳しい年表も必要ありません。まずは、ご自身の言葉で人生について話していただくことから始められます。
標準的な取材時間は、1回3時間を2回、合計6時間です。担当ライターが、幼少期、家族、学校、仕事、人生の転機、困難、喜び、現在の思いなどを順に伺います。ただ録音した言葉を文字にするのではなく、数多くの記憶から本当に伝えるべき出来事を選び、分かりやすい言葉で表現していきます。
このページでは、一般的な自分史作成代行とはどのようなサービスなのか、インタビューでは何を聞かれるのか、話した内容がどのように原稿へ変わるのか、費用・文字数・期間はどのくらいかかるのかを、順を追ってご説明します。原稿がまったくない方、書きかけの原稿をお持ちの方、高齢者の親御様の自分史をご家族から相談したい方も、どうぞご覧ください。
目次
自分史作成代行とは――原稿ゼロでも「話す」から始められる
自分史作成代行とは、ご本人やご家族から人生についてお話を伺い、プロのライターが構成と文章を作り、必要に応じて編集・校正・デザイン・印刷まで行うサービスです。
当社は、自分史作成サービスの中でも、原稿のない段階から相談できる「インタビュー取材型」です。書く時間がない方だけでなく、「何から書けばよいか分からない」「文章に自信がない」「思い出はあるが順序立てて話せない」という方にも向いています。
自分史の材料は、新しく考え出すものではありません。幼い頃に暮らした家、両親から言われた言葉、学生時代の友人、初めて就いた仕事、結婚、子育て、病気、事業の失敗と再出発など、すでにご本人の記憶の中にあります。問題は、それらの出来事が断片的に保存され、どこから取り出し、どう並べれば一冊の物語になるのかが分かりにくいことです。
そこで重要になるのが、ライターです。当社の担当ライターがみなさまの対話の相手となり、一つの答えから次の質問を重ねていきます。「代わりに文字を書くこと」だけではなく、本人だけでは見つけにくい人生の意味や、読者へ残すべき場面を一緒に発見することに努めていくのです。
取材後は、録音内容や資料を整理し、章立てを作り、読みやすい文章へ仕上げます。初稿をご本人に確認していただき、事実関係や言葉のニュアンスを修正するため、一方的に原稿を渡されるだけではありません。著者はあくまでご本人であり、ライターはみなさまの人生を読者へ届けるための「伴走者」となるのです。

依頼する前に決めるべきこと
内容を考えるとき、多くの方は「幼少期から現在まで、何を載せるか」から始めます。しかし、その前に決めていただきたいことがあります。それが、「誰に読んでもらいたいか」「何を伝えたいか」「何のために残すか」の3点です。
たとえば、子や孫へ残す本なら、華々しい実績だけでなく、家族との出会い、迷ったときの判断、失敗から学んだこと、口では伝えられなかった感謝が大切になります。
社員や後継者へ渡す本なら、会社の沿革だけでなく、創業時の苦労、仕事への姿勢、守ってほしい価値観を中心に据えます。
一般の読者へ販売するなら、その経験が見知らぬ読者にとって、どのような学びや励ましになるのかまで考える必要があります。
すべての人に向けて書こうとすると、かえって誰の心にも届かない文章になりがちです。「完成した本を最も読んでほしい一人」を思い浮かべてください。息子さん、娘さん、友人、昔の恋人誰でもかまいません。その顔を思い浮かべると、やる気が湧いてくるはず。それによって、何を残すべきか、どの言葉で伝えるべきかが明確になってくるでしょう。
これらの点は、完成する本の文字数、構成、写真点数、部数、製本などにも関係します。まだ答えが決まっていなくても問題ありません。無料相談や取材の中で、担当者が一緒に整理します。会社名や見積金額だけで依頼先を決める前に、まず「誰に何を伝える本か」を確認することが、完成後の後悔を防ぐ「第一歩」なのです。
インタビュー質問事項
当社の場合、取材時のインタビューは、担当ライターからのみなさんへ機械的な質問を繰り返していくだけではありません。大きな時代の流れを確認しながら、人生の転機となった場面を掘り下げていきます。一般的には、次のような順序で進めます。
- 生まれた土地、両親、きょうだい、幼少期の暮らし
- 学校生活、恩師、友人、夢中になったこと
- 就職、仕事、転職、独立、創業、退職
- 結婚、子育て、家族との出来事
- 成功したことだけでなく、失敗、病気、別れ、挫折
- 人生を変えた人物、言葉、決断
- 現在大切にしている考えと、次世代へ伝えたいこと
質問に対して、年代順に正確に答える必要はありません。話が前後しても、途中で思い出したことを付け加えても大丈夫です。上手に話そうとせず、家族や友人と昔話をするようなお気持ちでお話しください。
取材前に、写真、卒業アルバム、日記、賞状、新聞記事などがあればご用意ください。すべてを最初からそろえる必要はありません。写真を一枚見るだけで、忘れかけていた当時の場所、季節、周囲にいた人、そのときの感情まで思い出せる場合があります。
なお、掲載したくない出来事を無理に話す必要はありません。一度話した内容であっても、初稿確認時に削除できます。何を話し、何を本に載せるかを最終的に決めるのは、ご本人です。実名を出しにくい人物や会社については、仮名、表現の調整、時期や場所を特定しにくくする方法などをご提案します。
3時間×2回の取材で、一冊分の素材を集められる理由

当社が推奨するインタビュー平均時間は、1回3時間を2回、合計6時間です。人は、1分間におよそ300字、話すとされています。単純計算では、3時間で約5万4,000字、2回で約10万8,000字に相当します。
ただし、この量が、そのまま完成原稿になるわけではありません。会話には、重複、言い直し、前後関係の分かりにくい箇所が含まれます。また、出来事を事実として説明しただけで、そのときの理由や感情がまだ語られていない部分もあります。
ライターは録音を繰り返し確認し、必要な場面を選び、不足している説明を補い、重複をまとめます。そのうえで、読者と目的に合う4万~8万字程度の原稿へ仕上げていきます。6時間の取材は「完成原稿の文字数をその場で話し切る時間」ではなく、一冊を組み立てるための十分な素材を集める時間です。
なお、ご高齢の方や、持病をおもちの場合、2時間×3回などの調整ができます。反対に、一つの時代や専門分野を詳しく残したい場合は、追加取材を行うことも可能です。取材回数は固定された正解ではなく、作りたい本の内容とご本人の負担を考えて決めていきます。
プロ・ライターの質問術
「6時間も話せす内容があるだろうか?」と心配される方がいらっしゃいます。しかし、ライターは「次は何を話してください」と話題を丸投げしません。一つの答えを受け止め、その中にある人物、場所、判断、感情へ質問を重ねます。
たとえば、「20代で会社を辞めました」という事実を聞くだけでは、その人らしい自分史にはなりません。そこで、次のように掘り下げます。
- なぜ、その時期に辞めようと思ったのですか。
- 最初に相談した人は誰でしたか。
- ご家族は、その決断をどう受け止めましたか。
- 辞表を出した日の光景を覚えていますか。
- いま振り返ると、その決断は人生にどんな意味を持ちますか。
こうした質問によって、単なる「退職」という一行の経歴が、迷い、反対、覚悟、再出発を含む一つの場面になります。プロの取材では、「何があったか」だけでなく、「なぜそうしたのか」「そのときどう感じたか」「現在どう考えているか」までお伺いしていくのです。
話の途中で沈黙が生まれても、急いで次の質問へ移りません。写真を見たり、当時の場所や人物を思い浮かべたりする時間を取ることで、長く心の奥にしまわれていた記憶が出てくることがあります。ご本人が忘れていた出来事をご家族が補足し、そこから新しい話題が広がる場合もあります。
自分史の取材では、事前に質問の方向を準備しながらも、回答に応じて順番を変える柔軟さが必要です。一般的な取材準備や質問方法については、インタビュー取材と記事の書き方でも詳しくご紹介しています。
「読ませる自分史」に変えるテクニック
取材音声を文字起こしして、年代順に並べるだけでは、読みやすい自分史にはなりません。話し言葉には、同じ説明の繰り返し、主語の省略、時代の飛躍があり、本人や家族にしか分からない固有名詞も含まれます。ライターと編集者は、取材後に次の作業を行います。
- 取材内容の整理――録音と資料を確認し、人物、年代、出来事を整理します。
- 中心テーマの発見――人生全体を通して伝わる考え方や価値観を見つけます。
- 章立ての作成――読者が迷わない順序に場面を並べます。
- 取捨選択――重複を省き、重要な出来事を詳しく描きます。
- 文章化――会話、感情、情景を交え、本人らしい語り口へ整えます。
- 事実確認と校正――年代、固有名詞、表記、誤字脱字を確認します。
プロのライターによる文章のビフォー・アフター
プロのライターの表現は、素人の方とどれぐらい違うのか、例を挙げてご説明します。ある方の自伝の例です。青年期、登山中に迷い、民家を見つけた場面です。
録音そのままの文章
山の中に一軒、薄明かりのついた民家があった。訪ねると、ご主人は親切な方で、奥さんと幼い娘さんの3人暮らしとのことで、泊まってよいと言ってくれた。
プロのライターが、短い文・会話・感情を用いて再構成
読者が追体験できる文章
山のなかに、たった一軒、民家があった。
見れば、薄明かりがついている。
助かった。
「うちで泊まって行きなさい。ご飯を炊いてあげよう」
ご主人はそう言って、私を家へ招き入れてくださった。聞けば、奥さんと幼い娘さんとの3人暮らしだった。
いかがでしょうか。プロの文章は、ダラダラと説明するのではなく、会話、感情を小刻みに入れています。リズムもよくなりました。読者がその場面を想像しやすくなっています。事実を変えるのではなく、取材で語られた出来事と気持ちを、読者が追体験できる形へ整えていくのがプロのテクニックなのです。
なお、そうして出来上がった初稿は、つぎに、みなさまの確認をお願いしています。「この言い方は自分らしくない」「ここは削りたい」「この場面をもっと詳しくしたい」というご希望を伺い、修正を重ねていく機会を設けています。文章の上手さだけでなく、ご本人が読んで「これは確かに私が書いたものだ」と思えるレベルになることが、完成の条件です。

![ライティング株式会社( 編集プロダクション・ゴーストライター)[ 京都・大阪]](/img2016/common2/head-logo.png)

還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿、卒寿などの節目に、ご本人ではなく、子どもや配偶者からご相談いただくことがあります。「父が元気なうちに話を聞いておきたい」「母の人生を家族へ残したい」という段階でもかまいません。




