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SOHO・自営業者のための鉄の掟

映画『のだめカンタービレ 最終章 前編』を見て...

2010/01/18

昨日の日曜の夜、41歳の男が一人で、のだめ、を見に行きました。
そんな男って、いるのでしょうか?
まあ、お許しください。
映画をみた感想というか、のだめ、について考えてみました。

のだめと千秋はなぜ、お似合いのカップルなのか?
お互いどこに惹かれあうのでしょうか?
こんな馬鹿な問題を考えてみたのです。

千秋がのだめに惹かれるというのは、よく理解できます。
家柄もよく、頭脳明晰な千秋は、自分の限界をよく知っています。
それは、自分は秀才であって、天才ではないということ...。
論理で突き詰めていく、ある意味、IQの高さで勝負するのが千秋。
本人もそれをよく知っているから、のだめの狂気や天才性に惹かれるのでしょう。

反対に、のだめは、なぜ千秋に惹かれるのか?
それは、なんと、千秋が「白馬の王子様」だからです。
のだめ、とはなんて、バカでこの世的な女子の欲望に忠実な
女の子なのでしょう!

千秋は知っています。
自分がなぜ、のだめ、を好きなのかを。

ところが、のだめは千秋の「どこが」好きなのか
を本人は自覚していません。

のだめは千秋の、イケメンなところ、IQの高いところ、家柄がよいところ、お金をもっているところ、料理がうまいところ、など、よくよく考えてみれば、のだめの価値観というのは、バブル期のモテ男の条件である「3高」どころか、5高、6高をめざしているものであるとわかりますし、俗物の固まりであると言えるでしょう。


千秋の本質よりも、外側、表層ばかりが気に入っているのがのだめ、です。
でもそんなこと、のだめ、に言ったところで、
「それの何が悪かと、ですか?」
と反論されるので、止めておきます(笑)。

男性マンガの王道というのは、男性の欲望をすべて満たしているといいます。
それは暴力であり、セックスであり、カネであります。

のだめカンタービレは、女性マンガの王道なのでしょう。
女の子が男の子に求めるすべてが、満たされるマンガ
それがのだめ、なのかもしれません...。

男の子の世界では、
スタイルや顔だけで女の子を選ぶやつは、バカにされます。

ところが、女子は、この世的な基準で男の子を選んでも、バカにされません。
やっぱりこの世は、女子のほうが、お得にできているのかな?!。

高木伸浩

★★☆☆☆

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