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スタッフブログ

岡山に取材旅行にいきました

2017/07/17
こんにちは、スタッフJrです。
今回は、岡山大学の取材で、社長にご同行させていただきました。

取材させていただいたのは、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の西堀正洋教授です。
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岡山大学にくるのは、以前免疫のご研究をされている鵜殿先生の取材を合わせて、2回目です。
手土産を片手に研究室にお邪魔したのですが、残念ながら出張に出られているとのことでした。

今回の研究のキーワードは、敗血症と血しょうタンパク質(HRG)です。
敗血症は、細菌、ウイルス感染による臓器障害のことをいいます。
本来であれば治療のために数種類の抗生物質を同時に投与する必要があり、
重症化すれば集中治療室での治療は避けられず、3人に1人は死ぬといわれる、恐ろしい病気です。

血しょうタンパク質は、血液の約5割をしめる血しょうに、約7%ほど含まれています。
皮膚に傷が付くと、血が固まって止血されますよね。あれが血しょうの効果です。

西堀先生は、敗血症はHRGが低下すると進行すること、
HRGを注射によって補充すると劇的な生存維持効果があることを見出されました。
具体的に言うと、HRGが、循環血中の好中球(白血球の一種)、血管内皮細胞を静穏化します。

まず敗血症の病態について説明します。
血中HRGが低下すると、
好中球の表面がざらざらになり、血管内皮細胞につまってしまうことによって免疫血栓が起こります。肺なら呼吸不全、同じ仕組みで多機能不全となります。
HRGは好中球の表面をつるつるにしてくれるので、免疫血栓が起こらなくなります。
現在、敗血症に対しては抗生物質以外の治療薬が存在していないので、今後の成果がさらに期待されています。

また、研究者のメンタル面についても語ってくださいました。
「研究者は1勝19敗の世界に生きています」
「普通の人は、5回か10回失敗すれば諦めます。そこからもベストを尽くし続け、挑戦できるかどうかです」
私も、大学4回生〜社会人1年目まで、テニスの試合で1年間まったく勝てなかった時期があり、共感をおぼえました。決して先生のようなレベルの高さではないのですが。笑
今回も取材に同行してくださったセコム財団のT様も、
「研究者の話をじっくり聞く機会は、貴重」と仰っていました。
貴重な機会をいただいておりますことを、社長、西堀先生ならびにセコム科学技術振興財団の方々へ感謝申し上げます。

取材後はT様も一緒に後楽園においでくださり、
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T様と別れた後はホテルで一休み。
2日目は純粋な観光を楽しみました。

ここは石上布都魂神社です。
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スサノオがヤマタノオロチを切ったという十拳剣を祀っている神社だそうです。
最初「いしがみふとだましい神社」と読むと思っていたのですが、
正しくは「いそのかみふつみたま神社」と読むことが、Googleで調べた結果わかりました。

最後に地元ラーメンである「津山ラーメン」を食しました。
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やはりラーメンは、どこで食べても最高ですね。
しょうゆベースの食べやすい味でした。

帰りしなに、兵庫県のひまわり園に寄りました。
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辺り一面にひまわりが咲いている様は圧巻の一言。
着いてからしばらく見とれていましたが、
客層のカップル率があまりにも高く、
そろそろいい年だから頑張らなきゃ」という、
焦燥感にも似た雑念が生まれました。
単に花が綺麗だ、という感想だけで花を見ることができなくなった自分を振り返り、
「大人になるとはこういうことなのだろうか」と勝手に妄想しました。



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