数学の証明問題と、ライターの仕事の共通点!?
2015/10/28
みなさま、こんにちは。
最近、仕事ですごい(?)発見をしたので、お伝えします。
インタビュー記事を作成するときは、主に次のような3行程があります。
①インタビューを行う
②録音データを文字に起こす
③記事の形に整える
ライターの腕が試されるのは、③です。
インタビューはその場の雰囲気で話があっちこっちに飛びやすいため(もちろんそうならないよう、事前に質問内容をお送りしていますが)「本当に大切なこと」が明確に言葉として語られないことがあります。
みなさん、一度、口頭で何かの説明(たとえば「子ども時代に流行った遊び」など)をして録音し、それをそのまま文字にしてみてください。
びっくりするほど、まとまりのない文章になるはずです。そして、
「あ、あのことを説明するの、忘れてた!」
「一番大事なことはちゃんと言ってるけど、他の話しもしているから、わかりにくいなー」
となるでしょう。
③において大事なことは、文字起こしの原稿から、お客様の「本当に伝えたかったこと」を見抜くことです。
お客様のインタビューの中には「伝えたいこと」がたくさん込められています。
ただし、その多くは「一番伝えたいこと」に説得力を持たせるための要素です。それらを正しい順番に並べ直して「一番伝えたいこと」に繋げていかねばなりません。
この作業が、ずっと「何かに似てる」と感じていましたが、最近わかりました。
数学の証明問題です。
「○○が□□であるとき、△△が成り立つことを証明せよ」という、あれです。
○○と□□を駆使して、なぜ△△になるのかを説明する。私は数学が大の苦手でしたが、証明問題だけは好きでした。
お客様の一番大事な答えを、お客様の言葉を使って、証明する。
数学の証明問題が好きだった人は、ライターに向いているかもしれません(笑)。
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