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毎日寒い日が続きますが、気づけばもう3月も後半に入りました。 新しい桜の季節がすぐそこまできていると思うと、なんだかうれしくなります。
さて、今回は京都プチ旅と題しまして【東山エリア】をぐるっと散歩して回るプランをご紹介したいと思います。
東山区は、京都のなかでも歴史的建造物が多く残っている土地。再開発事業などに対して規制が厳しいこともあり、町をのぞくと、どこか懐かしさを感じさせる建物や橋を見つけることが出来ます。


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ご存じの方も多いとは思いますが、実は、ここがすでに観光スポットなのです。 京阪三条駅には「KYOEN」と呼ばれる庭園があります。ここは、四季折々の顔を見せる庭園に、レストラン・フラワーショップ・雑貨屋などが併設さた、 いわば禅のテーマパーク。思わず足を止め、ベンチに腰掛けてみたくなる風景が広がっています。 魅力的なお店が多数入っているので、ここでランチにしましょう。

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駅にこんな景色が広がっているのはやはり珍しいのではないでしょうか。

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現在、9店舗ほどのお店が併設されています。

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すすきが見頃です。

ということで、今回の旅はまず美味しいご飯を食べるところから。 選んだのは、KYOENの中にある穀菜健美cafeです。 ここは「ごはんと野菜の健康で美味しい食事」をコンセプトに、オーガニックにこだわった料理を提供しているお店です。 是非押さえていただきたいのが「週替わりランチ(¥980)」なんです。ご飯は玄米or五穀米、さらに汁物を「本日の具だくさん汁」から選べるところが嬉しい ポイント。この日は、「長いものねぎ入りチヂミ、高野豆腐の筑前煮、大豆とツナのサラダ」という内容でした。 五穀米+季節のごま味噌けんちん汁をチョイスしてみました。全体的に、けしてしつこくなく、けれど丁寧に素材を活かした味付けが食欲を

編集プロダクション (ライティング株式会社) 具だくさんです! 野菜がゴロゴロ入っています。

そそります。けんちん汁はとにかく具だくさん。あぁ、お味噌の味が優しくてほっとするなぁ。 健康な食事を心がけたいと思っていても、日常ではなかなかバランスのとれた食事って難しい・・・・・・というのは言い訳ですが、たまにはカフェでこういう お食事をいただくというのも、いいリフレッシュになりますね。ご飯がおいしいとついつい箸も進んで話も進む。まさに体と心が元気になれるような時間を作り 出してくれる空間が広がっています。週替わりなので毎週でもチェックしたくなりますね

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ソファ席がおすすめですが、テラスもあります。

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夜はオーガニックワインも登場するそうです。

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かわいらしい外観が特徴!

庭園を出て、三条通を西に歩いて5分、左手に和小物のお店が現われました。 まつひろ商店三条本店です。

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外観。

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店内。こんなにたくさん並んでいます。

京都で袋物金具「がまぐち」を取り扱う卸売業として始まり、今では財布やバッグの完成品小売販売を主としてお店を展開するまつひろ商店。 店内には、カラフルな柄がかわいい数百種類ものがまぐちがズラリ! 和小物ってやっぱり京都らしいというイメージがあるので、おみやげにも最適です。 もちろん自分用にも欲しいのだけれど……どれにしよう。見ているだけで楽しくて、どこから選んでいいのか迷ってしまいます。 これらは全て、ひとつひとつが職人の丁寧な手作業によってつくられたもの。 お客様に選ぶ楽しさを味わっていただきたいという思いが込められています。

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どうぞと言われて中に入ってみれば、広がる「和」の空間!

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がまぐちの柄は、和柄だけではありません。こんなゾウのイラストなんかもあります。

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種類も、小銭サイズから鞄まであるのでお気に召すものがあるはず。

インターネット販売もされていますが、がまぐちは口金部分が、必ず『パチン』とキレの良い音が出るのを確認してからお客様の手に渡るようにしているんだ そうです。来店の場合は、口金の固さをお好みで調整してもらえます。ちなみに、不具合が出れば修理・調整は無料で行ってくれます。 それだけ商品を大事に扱われているお店の商品ですから、「長く使いたい」自然とそう思わせるものばかり。京都土産としてもきっと喜ばれるはず! ですが、まずは自分だけのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

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神宮通の下ります。ゆるやかな坂道になっていて、緑がきれいです。

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知恩院に行くまでにある青連院のくすの木。 樹齢300年は超えると言われており、京都市の天然記念物に指定されています。

目的地は、東山の寺院の中でもここは外せない、知恩院。 注意して見てみると、行くまでの道にも、ところどころに風情を感じる景色があります。 ゆっくり歩いて神宮通の交差点までくると、北の方をむけば平安神宮の鳥居が。 これを南に進みます。穏やかな坂を登ると……。

編集プロダクション (ライティング株式会社) 大迫力の三門(国宝)です。

歩いて20分ほどでしょうか、まずは立派な三門がお出迎え。 にしても、こんなに大きいだなんて・・・・・・知りませんでした。立派すぎます。 それもそのはず、木造の門として世界最大級なんだそうですよ。素人ですが、見ているだけで国宝に指定された理由がわかるような気がするから、 やはり相当な迫力があります。この三門は、日本三大門に入るといわれていて、あの東大寺南大門より大きいという話も。 間近で柱を見てみれば、自分がいかにちっぽけな存在なのかわかります。これを昔の人々は作ったのだから・・・・・・すごいなぁ。 三門を抜けると、また階段が。いっきに登ります! ここまで大きくて長い階段を眺めていると、すがすがしい気持ちになりますね。

「念ずれば 花ひらく」。三門から続く階段を上った先にあった石碑。坂村真民の詩です。

まず知恩院は、浄土宗の総本山。浄土宗の宗祖・法然が半生を過ごし、念仏の教えを説いた場所です。 本堂の御影堂は、寛永16年(1639年)に、徳川3代将軍徳川家光によって建立されました。堂内は約4千人が入れるほどの広さです。

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(堂内は撮影禁止なので、是非ご自分の目でお確かめ下さい) 知恩院には、古くから伝わる七不思議があります。(HP参照。) 御影堂正面の軒裏には、「忘れ傘」とよばれる傘が置かれているのです。なぜこんなところに傘ながあるのか。これには、当時の名工、左甚五

編集プロダクション (ライティング株式会社) 知恩院最古の建造物、勢至堂。

郎にまつわる二つの説が唱えられているそうですが、水と関係があることから、火災からの守りとして今でも信じられています。ずっと眺めていたのですが、 場所が悪かったのでしょうか。わたしは残念ながら見つけられませんでした……とほほ。 そしてもうひとつ。歩くたび、鶯の鳴き声に似た音が聞こえることから「うぐいす張りの廊下」と呼ばれています。侵入者を防ぐための警報装置で、 静かに歩こうとすればするほど音がするという、なんとも不思議な廊下。今でいう防犯ベルのようなものですね。

御影堂に続き、見ておきたい重要文化を目指してまた階段を登ります。場所は、境内東側の本地堂とも呼ばれるところ。 きっと今、地上よりとても高いところにいるんだろうな……なんて思いながら進むと、重要文化財に指定されている「勢至堂」。 知恩院最古の建造物で、建立されたのはなんと室町時代です。当初はここが本堂だったそうです。 勢至堂の奥は墓地になっており、その一番奥には「濡髪大明神」のお社があります。ここには、知恩院を火災から守る、濡髪童子をお祀りしています。 実はここ、女子の方必見ポイント。縁結びの明神様なんです。もしかして、導かれるようにして登ってきたのはこのため……? ちゃっかり五円玉を入れて、お参りしました。 (いいことありますように……) 勢至堂よりもさらに上に続く階段を登ると、法然上人の遺骨を納めてある「御廟」です。 ここで深呼吸をひとつ……。なんだか厳かな雰囲気が漂っています。お参りしてから、景色を見渡すと、とても達成感がありました。

編集プロダクション (ライティング株式会社) 編集プロダクション (ライティング株式会社) 御廟。
勢至堂まで上った階段を見下ろすとこんなかんじです。

最後に、三門近くまで戻ってきて「友禅苑」を一回り。 友禅染の始祖、宮崎友禅翁ゆかりの庭園です。ここは景色を楽しみたいですね。

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東山の湧水を配した庭と枯山水の庭。池の中央にある観音像と橋。

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日本の伝統文化を伝える庭園です。

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もみじ。色づくときれいだろうなぁ。

知恩院は、2010年11月6日(土)~11月28(日)がライトアップの期間です。昼間とはまた違った美しさが見られると思います。 にしても知恩院、広いです! 先に、見たいところの場所を確認してから回るのが賢いかもしれませんね。 (境内地図:http://www.chion-in.or.jp/sanpai/index.html)

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(左上)(真ん中)(左下)観光客はもちろん、 地元の学生も愛用の憩いの場。
季節によっ て色々な風景が楽しめます。

(右)坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像。

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ああ、広くてきれいな公園は、お金もかからないし、休憩には最適ですね。天気のいい日には、お弁当を持参して、ここで食べるのもいいなぁ。 そしてここには、今年一番耳にしたのではないでしょうかあの方が。坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像です。 記念撮影をされている観光客の方もいらっしゃいました。

そろそろ日が暮れてきたので、最後のとっておきへ・・・・・・向かいましょうか。 たくさん歩いたけれども、なんだかゆったりできた気分です。 知恩院の三門の前にある知恩院道、もしくは華頂道を西へ向かい、東大路通りまで出ます。15分もあれば辿り着けます。

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外から見た店の外観。思わず入ってみたくなる ようなあたたかい室内の光が目立ちます。

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東大路通りに面しています。 「知恩院前」のバス停のすぐ横にあります。

歩き回って観光した後は、癒されるスポットへ。「のんびりできる」と定評のある、ゆるやかな時間が流れるプーズカフェ。 なんといってもイチオシは、白川疎水を眺められるロケーション! なかなか貴重なので、是非窓際席に座っていただきたいもの。 人気のメニューは、ランチのおばんざいセット(¥850)や、オーダーをいただいてから焼き上げるというワッフル各種(¥900)。 中でも、人気ナンバーワンは「ベリーベリーワッフル」。ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、レッドカラントなどたっぷりのベリーが入った熱々ソースが魅力の 一品です。 ワッフルが気になる・・・・・・ところですが、今回はハーブティー類から、ローズヒップピーチを注文。お茶を飲みながら、穏やかな川の流れ

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店内には、ちょっとしたアクセサリも売ってい たので、来店したらまずチェック!

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ローズヒップピーチ。コースターはかわいい葉っぱの形。

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印象的なランプ。 こんなところにまで気を配っています。

を見ていると、一日の疲れも吹き飛びます。スイーツを楽しむもよし。一人で読書に没頭するもよし。いろんなシーンで使えそうなので何度でも来たくなります。 忙しいときでも気持ちを落ち着かせてくれる雰囲気があるので、「のんびりしたくなったらもってこい」そんなカフェです。

実は、このプーズカフェの窓から見えた疎水に沿って歩くと、映画の撮影スポットによく使われているという穴場があります。

こういう景色が街中に自然と溶け込んでいるのが、京都のいいところ。この景色、和みませんか?  たまたまこの日は、夕焼けがとてもキレイだったので、ここへ来てまた何枚もシャッターを切ってしまいました。 お腹も心も満たされたところで、旅の終了です。

編集プロダクション (ライティング株式会社)プーズカフェの疎水をたどっていくとこんな橋が。 近くには華頂短期大学があります。 編集プロダクション (ライティング株式会社)真っ赤な景色は一瞬だけ! ナイスタイミングでした。

今回訪れた先は、実際行くとどれも魅力的で、個人的にもお気に入りです。 おすすめの場所ばかりですので、ぜひ一度足を運んでみて下さい。