単行本『天地明察』を読んで
2011/05/26
『天地明察』冲方丁著
角川書店 1890円
半年ほど前に買って、そのまま置いていて読めませんでした。昨年の本屋大賞の本です。一応仕事柄、本屋大賞の本はおさえています。
おもしろい!
むちゃくちゃおもしろい!
どうして、すぐに読まなかったんだろう?
いま個人的にはかなり忙しいのですが、
不思議なことに、仕事が忙しいときほど、読めちゃうんですね。
(^_-)
何がおもしろいかって。
そうですね。
最大のものは、知的興奮。
江戸時代に使用されていた暦に、こんなおもしろいエピソードが隠されていたのか。とひさびさに"知的興奮"を覚えました。
そんなこといって、私は普段何に興奮しているんでしょうか(笑)。
算術の関孝和に、碁の本因坊など、現代人も知っている人が、主人公の実在の人物・渋川春海と交錯していく場面は、著者の想像力のたまものとはいえ、最高にリアルなんです。
もうたまらん。
はてしなく、たまらん。
著者の冲方丁さん。
これからもおもしろい作品、続々執筆してください。
映画化の話も進行しているそうですが、
これも絶対、見に行きます!
★★★★☆