文庫本「阪急電車」を読んで
2011/03/11
有川浩著 幻冬舎文庫
560円
映画「太平洋の奇跡」を見に行ったときに、予告編をやっており、また、テレビドラマ「フリーター、家を買う」の作者なので「これはおもしろそうだ」と思い、買ってみました。
結論から言うと・・・
この作品。
最高です! (^_^)v
この欄ではあまりつけない
★★★★☆
星4つもあげちゃいま〜す。
ふつう、原作を知っている映画というのは「この原作の感動はおそらく映画では味わえないだろう。だから見に行かない」となるか「原作はおもしろかったが、映画はどうだろう。しかたない。一応おさえておくという意味で見に行っておくか」というモチベーションでしか、映画館に行けない私です。でも、この作品は、
映画館でもぜったいみたい。
それも初日に。
この作品は、阪急電車、宝塚線の8つの駅ごとに物語が進行するというプロット上、極めてすばらしい構成がなされています。最近では東野圭吾の「新参者」のような構成上の妙があじわえます。
でも、構成上のおもしろさだけではないものが、この作品にはあるんです。
それはここではあえていいません。
皆さん自身で、みつけてくださいね。
高木伸浩