単行本『死ねばいいのに』を読んで
2010/07/02
アップル社i-padで読める、とのふれこみで、いま話題の本。
紙の本と電子書籍の両方で同時発売になりました。
紙の本がいいのか、電子書籍がいいのか
皆様はどちらだと思いますか?
おそらく、本を読むときのTPOによって、便利さは変わると思います。
私が本を読むシチュエーションは、椅子に座るというよりも、ゆっくりと寝転がったり、人にはお見せできないような、悪い姿勢で読んだりするので、i-padは個人的にはいらないかな~と思っています。
面白いのは、本書の装幀。
金の箔押しです。
http://www15.ocn.ne.jp/~ozaki45/J-hakuosi.html
本のタイトルが、金になっているのです。
こればかりは、電子書籍では、再現不可能ですよね。
このあたりにも、講談社の紙の本を担当した編集者の、「電子書籍に負けてたまるか」という無言の意気込みが感じられます。
本書の内容はいまいちですが、
京極の本なら、どんな本でも読んでおきたい――
というぐらいのコアな読者にはおすすめの本です。
『死ねばいいのに』京極夏彦著
講談社 ¥1,785
★☆☆☆☆