2010年2月
2010/02/01東野圭吾著『カッコウの卵は誰のもの』を読んで
東野圭吾の最新作です。彼の作品は、おもしろい、おもしろくないに関わらず、とりあえず買ってみて、読んでいます。 こちらの作品は、プロット自体は、たいしたことはないです。ありきたりのと言えば、ありきたりです。でも、やっぱり彼の作品はテーマがいいです。 主人公の父親は、ワールドカップにも出場していたというスキー選手、その娘も若くして将来を嘱望されるスキーヤーに育ちつつありま...
2010/02/04『16歳の教科書』,『16歳の教科書2』を読んで
ドラマ「ドラゴン桜」の副読本と銘打たれたこの2冊。 それぞれ 「なぜ学び、なにを学ぶのか」 「勉強と仕事はどこでつながるのか」 をテーマにしていますが、 それに対しての確固とした 答えが載っているわけではありません。 「教科書」というだけあ...
2010/02/05映画「Dr.パルナサスの鏡」を見て
「この作品で、ヒース・レジャーとお別れだなんて」 そうです、この作品は故ヒース・レジャーの遺作。 制作途中に急死してしまったため、友人であるジョニーデップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウの3人が彼に代わって役を演じ分けたそうです。 確かに、途中から彼等が交代で出演していくのですが、 そのたびに「ヒースはもういないんだ」という気持ちに駆られ、ストーリーよりもそちらに浸ってしまいまし...
2010/02/09速水敏彦著『他人を見下す若者たち』を読んで
読後最初に想起されたのは、 20世紀最悪の事件ともいわれ、 多くの人々を震撼させた地下鉄サリン事件でした。 その衝撃を処理しきれなかった多くの人たちが、 この事...
2010/02/16鷲田清一著『じぶん・この不思議な存在』を読んで
「自分磨き」「自分探し」などという言葉が雑誌や書籍の 表紙を踊る現在、 どの人も自分とは何か、他人にはない自分らしさとは 何かを探し求めているような気がします。 ...
2010/02/20『微差力』斎藤一人著 を読んで
納税額実質日本一を続ける斎藤一人さんの本。同じ人の本ですから、何冊読んでも変わらないような気がしますが、やはり買ってしまいます(もうこれで3冊目です...)。 斎藤一人さんの本の読者の人のほとんどは、「お金が欲しい!」「お金持ちになりたい」という人だと思います。 ですが、斎藤さんの本は、具体的にお金を増やす方法というのにはまったくふれられていません。それよりも、 「掃...
2010/02/23新名神高速道路、土山SAで茶そば!
28日(日)、新名神高速道路の土山SAで茶そばを食べました。このサービスエリアは、新名神高速道路の名スポットとして、注目されています。 じつは、滋賀県の土山というところは、歴史のあるところです。平安時代に唐より帰った最澄がこの地区の木材を使用して、あの延暦寺の建立をしたというのです。そして、同時に、茶の作り方をこの地区の人々に教え、栽培させたのが、日本のお茶の生産のはじまりです。 ですから、現在...
2010/02/27京極夏彦『絡新婦の理』講談社刊を再び読んで
推理小説って、ふつう1回読んだら終わりです。 私の会社の場合、編集と執筆をさせていただいていることもあり、仕事関係の本、そして個人的に購入した本で少し油断すると本で部屋中満杯になってしまいます。 そんなこともあり、個人的な本は保存するスペースはとぼしく(仕事関係の本や資料は3年間保管しています)とくに推理小説などは、1回読んでしばらくすると、まとめて古本屋に売りに行っ...