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京都のええとこ教えます

カカオで世界を変える! Dari K

2014/05/11
今日は母の日です!
うちの母はとても厳しいですが(笑)、いつもお世話になっているので、プレゼントにチョコを買いにきました。
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DariK本店です!
DariKは、2011年に現代表の吉野氏が創業した新鋭ショコラティエで、自社で調達したフェアトレードカカオ豆でチョコを製造、販売しており、現在は他に祇園や大阪伊勢丹にも店を構えています。
ぱっと見だと店はオシャレですが、小さいし何より商店街の中なので普通の店にみえてしまいますよね?
ところが実は奥が深く、野望に燃える店なんですよ!

まずDari Kを語るにおいて外せないのは、フェアトレード、という言葉について。
みなさんフェアトレードをご存知ですか?
今まで買い叩いていたカカオを、ちゃんとした適正価格で仲介業者が買うことによって生産者を救おう、というもので、日本でもフェアトレードコーヒーなど、浸透してきています。
しかし、ここで吉野氏は疑問を持ちました。

なぜなら欠点がたくさんあるからです。適正価格なので値段が上がり、また大量生産が難しく手作り主体のため品質も安定しない。これでは消費者の、生産者に対する募金のようであると。
そこで氏は、カカオの生産高は高いが、技術がなく質の悪かったインドネシア産のカカオに注目します。

「カカオの品質をよくする技術を生産者に提供する代わり、高品質のものだけを適正価格で買い取る」と現地生産者にもちかけました。
これによって、生産者は適正価格に加えて技術も獲得し、消費者には高品質フェアトレードチョコを提供できる、まさに「真のフェアトレード」の実現に成功したのです!!

...と簡単にいいましたが、物事そんなにうまくいくほど世の中って甘くないですよね。この成功の裏には吉野氏の努力の裏付けがありました。
まず慶応義塾大経済学部に進学。在学中にシンガポール国立大学に留学し、卒業後は京都大学大学院でアジア社会経済について研究。業績が認められ飛び級で卒業後、オックスフォード大学大学院で修士課程を修了、某外資系銀行本部勤務...

エリート街道まっしぐらってかんじです。
しかし、経歴にチョコのチョの字も見当たらない!(笑)一応、大のチョコと旅行好きで、世界のチョコを食べ歩かれた人物でもあるのですが、趣味でしかなかったそうで。
それが、ふとした事をきっかけに現在のフェアトレードに疑問を持ち、インドネシアのスラウェシ島で農家を訪れ、現地生産者の現実を知り、氏は脱サラを決意しました。
そして、現地の大学でカカオの製造技術を学んだのです。

最後に肝心なのは、こだわりにこだわられた味!
まず普通のチョコと、Dari Kのチョコのカカオの配合の仕方を比べてみます。
普通のチョコはカカオ豆をペーストして固めたカカオマスと、豆をすり潰して得られる得られる油脂のカカオバター、砂糖を加え作られます。主に味に影響するのはカカオマスの濃度です。
Dari Kの場合は油脂の代わりに高級生クリームが使われているので、カカオマスの濃度は濃く保ち、生クリームによる後味のよさも実現しています!

さて、うんちくがながすぎましたね!早速母に食べてもらいました。
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3個で1296円也!さすがに値段が張りますね...
母は「今まで食べたことがないくらい美味しかった。変な甘みもない」と喜んでくれました!
僕もひとつ貰ったんですが同感で、自然なカカオの甘みが味わえました。自然のカカオなんて食べたことないですが(笑)

また今回この記事を書かせてもらって、吉野氏の「何にでも疑問を持ってみる、やりたいとおもったらとことんやる」という姿勢を見習おうと思いました。
みんなが、これが正しい!と思っていても、鵜呑みにせずに自分でちゃんと考え、行動してみるのです。そうすればきっとなにかチャンスが見つかるかもしれません!

住所:〒604-8801
京都市中京区今新在家西町22(三条会商店街内 スーパー西友向かい)
    
営業時間:10:00am-19:00pm

定休日:不定休

電話番号:075-803-6456


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