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京都のええとこ教えます

国宝の宝庫 二条城

2013/02/22
友達三人で二条城に行ってきました!

二条城は1603年に、関ヶ原に勝利した徳川家康が上洛の際に築城したものです。もともとこの場所には神泉苑があり、風水的に重要なところだったのです。
実は京都は、理想的な風水都市なんですよ。家康は、500m×300mの大庭園だった神泉苑を大幅に縮小して、二条城を築城したことによって意図的に都の持つパワーを弱め、幕府の支配を磐石なものにしようとした、という説もあります。

そしてその後三代目将軍家光が改築し現在に至ります。将軍不在時は幕府から派遣された「二条在藩」とよばれる武士たちが100人体制で警備してたみたいです。
今回は二条城の中でも、国宝に指定されている「二の丸御殿」と世界文化遺産に登録されている「二の丸庭園」について詳しくご紹介します!

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二の丸御殿は、「大政奉還」が行われたり、静かに歩くと音が鳴る「うぐいす床」で有名なところです。
主に二条城に来た大名たちの控え室としても使われていたり、将軍以外男子禁制の「大奥」の区画もあります。実際、あの堺雅人や菅野美穂主演の映画「大奥」にもロケに一部使われたみたいですね!
重要文化財に指定されている障壁画も、桃山時代を代表する絵師狩野一派が腕をふるったものとか。やっぱり虎や松の絵など、昔の大名とかが好みそうなのが多かったですね。
ただこの虎、よく見ると少し変なんです!まず顔が虎じゃない。神社の狛犬みたいになってたり、腹のあたりもおかしい。なぜでしょうか?

そうです、日本に虎はいませんね。これは想像画といわれるもので、龍などもこれにあたります。頭が牛みたいになってる絵もあるみたいですね。

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さてこちらは二の丸庭園。二の丸御殿から見ることを前提とし、池を中心として1603年に庭名人小堀遠洲によって作られました。池には三つの島に四つの橋があり、滝や多くの岩石が配される景観は迫力があり、美しいです。
桃山時代末期から江戸時代初期に大成された「書院造」としての庭園の特徴をよく表していて、現存の歴史的庭園の中で最も優れた作品の一つと言われています。

そして!

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もちろん二条城も今は観光名所。休憩施設、おみやげスペースもちゃんとあります!とにかく二条城は砂利続きで疲れるのでここで一息ですね。休憩所で一服するもよし、出口も近いので帰るもよし、すぐ隣には博物館もあるので、もっと歴史を楽しむのもよし。今は博物館しまっちゃってますけどね。

国宝級のものが盛りだくさんのこの二条城ですが、それだけに見所が多くてとにかく広いのです。
雨の日はきっついのでご注意ください!


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