北海道旅行に行きました!
2018/08/16
ライティングでは、8月2日、3日、4日にかけて北海道旅行に行きました。
一日目は釧路です。関西国際空港から釧路空港に到着し、まずはランチ。
空港からレンタカーで、和商市場に向かいました!
和商市場は港からすぐ近くにある魚の卸売り市場です。最初に白米を購入し、魚をひときれずつ自分で選んでどんぶりを作る「勝手丼」をいただきました。
「魚は鮮度が命」という言葉さながらのおいしさでした!この店が近所に欲しい!和商市場の近所の方々が心底うらやましくなりました。
ランチが済んだら、釧路湿原を探索。
「きけん」ゾーンが気になって仕方在りません。一体なにが危険なのか...
きけんゾーンはスルーして、広い湿地帯のほうへ向かいました。
地平線の果てまで広がる湿地帯、草原...「釧路に来た感」ありましたね。
ただ、草原に行くまでの林は、ハエやアブなどの虫が多かったです。虫除けスプレーを持っていくべきでした。
湿原の探索終了後は、その日のうちに知床に移動。
二日目、知床。いきなり鹿に遭遇しました。幸先のいいスタートです。
知床五湖にトレッキングに行きました。
写真は、湖にある離れ小島です。
知床五湖は、熊の住処として有名です。トレッキングするためには、まず専用のビデオを見学し「許可証」を係員からもらわないと、コースに入ることすらできません。
ビデオは、「熊と出会わないための方法」「熊と遭遇したときの対処法」など、ほぼ熊対策の内容がほとんどでした。
現に、前日でも熊の目撃情報があったそうです。
ですが、熊と遭遇した場合は、速やかに引き返さなければならない、という決まりがあります。
ここで、私に「熊に会いたいけど、会いたくない」という支離滅裂な気持ちが芽生えました。
結局、襲われるのを恐れ、熊よけの笛をひたすら吹いたので、熊には遭遇することなく、無事全員生還することができました。
次に向かうのは、藻琴山です。道中、キタキツネに遭遇することができました。
口には、自分で捕らえたとおぼしき魚をくわえています。
キタキツネというと、雪の中を走るもふもふの姿の印象が強いですが、今は8月。
かなり細身の体型ですね。
目つきも、野生なだけあって、あまり可愛くない、野性的な眼光を放っているようにも見えます。写真を撮っている最中に、すぐ走り去ってしまいました。
次に、藻琴山を登頂してきました。
トレッキング後だったので、少し足に疲れがたまるかと思っていましたが、藻琴山は車で8合目まで上ることができ、足場はやわらかい土、傾斜も緩やかでしたので、かなり登りやすい印象を受けました。比較的初級者向けの山だったにもかかわらず、眺望は一級品なのも魅力です。
最終日は、阿寒湖へマリモ見学のフェリーに乗りました。
天然のマリモが育つためには、「水中に豊富なミネラル分が含まれている」「適切な水温、深さ、日照量」など、複雑な条件が必要だそうですが、阿寒湖はこれら全てを満たしている、世界でも有数の湖だそうです。大きいものだと、直径30㎝にもなるとか。
土産屋でも、手頃な価格で買うことができます。(約600円程度)
私も、富士山周辺へ旅行に行ったとき、マリモを買ったことがあるのですが、数ヶ月で茶色になり、腐らせてしまいました。一応水道水でも生育できるそうですが...。
帰り道に、阿寒湖からほど近いアイヌコタンに寄りました。
ここでは、手作りの木彫りフクロウなど、お土産を多数買うことができます。
また、アイヌ舞踊も見ることができる施設もあったのですが、あいにく改修中ということで、お土産だけ買って、失意のうちに空港へ向かいました。
釧路・知床を通して思ったのは、とにかく涼しいということ。
3日通しての最高気温が、だいたい25℃でした。
もちろん、関西はその+10℃はありますし、京都なら38℃越えもそう珍しくはありません。
気候区分としては、実は温帯に分類される日本のなかで唯一、北海道だけが「亜寒帯気候」に分類されています。さすがは、亜寒帯といったところでしょうか。
ずっと野外でもクーラーがきいているような快適さでした。
しかし、アイヌコタンの住民に話を聞いたところ、「前の日まで、33℃あった。みんな家にクーラーがなかったので、暑さで大変だった」とのこと。例年なら考えられない現象だそうです。
北海道の大自然に忍び寄る異常気象の恐ろしさを感じました。数十年後の、日本の気温がどうなっているか、考えるだけでも恐ろしい...大自然に囲まれて、まさか環境問題について改めて考えさせられるとは、思ってもみませんでした。
ただ、一番驚いたのは「家にクーラーがなかったので」という発言です。
暖房はあっても、クーラーは必要ない...同じ日本とは思えませんね。
もともと、ほんの100年前までは、日本のどこにもクーラーなどはなかったのですが。
日本の家庭から、クーラーが必要なくなるような、涼しい夏が来ることは、これからあるのでしょうか。
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