ゴーストライターによる文章作成代行【京都・ライティング株式会社】

SOHO・自営業者のための鉄の掟

言霊信仰をもつ日本人

2014/03/31
先日、アメリカ人と、名前について議論する機会がありました。
「子どもの名前は誰がつけるのか」
ということについてですが、

日本では、両親がつけたり、神社や占い師につけてもらったり、祖父母がつけたりと、じつにさまざまです。アメリカでは、ほとんどの場合、両親がつけるそうです。そのことをアメリカ人にいうと、たいそう驚いていました。ですから、言葉をつけるのに、このような多様性をもつ、日本人というのは、本当に面白い国民性だなあと、思います。

では、なぜ、日本では、両親だけが子どもの名前をつけずに、他の人に頼んだりするのでしょうか。それには、たくさんの理由があると思いますが、ひとつだけ紹介したいと思います。

それは言霊信仰です。
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※信仰にはさまざまな形があります。富士山のように、山を信仰するという気持ちも日本人はもってますよね!

言霊というのは、言葉そのものに、魂がやどる、霊がやどると考えるわけですから、名前によって、その子の人生が決まる!と考えているわけです。両親とはいえ、人の子。間違った名前をつけてしまうと、その子を間違った人生に導いてしまうということで、大層な責任を感じているといえます。

ですから、そんなにたいへんなら、いっそのこと、自分ではなく、祖父母や、神社・お寺にまかせてしまおう、という思いが、無意識のうちにあるということではないでしょうか。



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