世の中は根底から変わってしまいました!①
2011/09/13
その会社の社長は、
「いま世の中は大激変期にある。
あと10年ほどで、世の中は完全に変わってしまう」
とよく言っていました。
その頃は、西暦2000年に宇宙人が円盤にのって大挙してやってくるのではないか、というような意味にとらえておりました(笑)。
でも、そういうふうに、世の中が変わるということはありませんでした。
一部で、そのような変化を望んだ、カルト集団が事件をおこしましたけど。
私が世の中かわったな〜と思うのは、
たとえば寿司屋さんにいったときです。
15年前にも100円回転寿司はありましたが、
まだ、店舗数は少なかったように思います。
しかし、いま現在、100円寿司のおかげで、
既存のふつうの寿司屋さんは、80〜90%ぐらいは廃業に追い込まれているようです。
いまのくら寿司の年間売上が400億円で、店舗数が170店舗ぐらい。
ということは1店舗あたり2億4千万円ほど、近所のふつうのお寿司屋さんの売上が平均3000万円だとすると、近隣の8軒は確実に廃業に追い込まれているという計算です。
ところで。みなさんに質問です。
なぜ近所のお寿司屋さんは、くら寿司に負けてしまったのでしょうか。
資本金の大きさでしょうか。
チェーン店のネームバリューでしょうか。
二つともバツです。
正解は、くら寿司の『志(こころざし)』に負けた、のです。
あえて悪い例を挙げます。
あるお寿司屋さんが、ありました。
トロを仕入れたのですが、あまり売れず、あと1日ぐらいで腐るというところまで来ました。
そのときに出前で、お得意さんから注文がありました。
トロをお願いしますと。
これはしてやったり。あのお客様なら
ネタが古いか、新しいかはわからないはずだ。
本当は捨てたいが、このまま握ってしまおう。
こういう経営判断をしていたお寿司屋さんは多かったように思います。
このような店に「志」はあるでしょうか。
あるとすれば「お客様にはできるだけ古いものからお出しする」
というとんでもないものです。
くら寿司はどうでしょうか。
レーンに出て、たった55分もたてば、自動的に廃棄処分です。
「お客様にはできるだけ新鮮なものを」
という志がそうさせているのです。
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