ドラマ『セカンドバージン』を見て
2010/10/13
公式サイトのhttp://www.nhk.or.jp/drama/secondvirgin/
大石静氏によると、
最近の若者は、傷つくことを恐れ、恋愛に臆病になっている
恋愛とは生きる糧であり、試練であることを忘れるな。
という意味の、最近の若者には、耳の痛いコメントが•••
たしかに
出会うのもケイタイ、
話するのも、メールするのもケイタイ
別れもケイタイ
生身の会話をおそれ、
携帯だけで恋愛をするという
そこになんのドラマが生まれるというのでしょうか。
危険な恋をしろ!というつもりはない
恋とか、愛といったものに、軽々しく取り組むな
もっと覚悟をもて
という大石静氏の隠されたメッセージは
いまの若者にこそ、ぜひ感じ取っていただきたい
ものだなあと思いました。
残念ながら、このドラマはアラフォー女性が
ターゲットのようですが。
2000年に放映された朝の連ドラ『オードリー』
土佐の戦国大名の妻を描いた『功名が辻』
など、成長していく女たちの心の葛藤を描かせたら
右に出るものはいない大石静。
でもこの作品は、恋愛という成長、挑戦を諦めた女性が主人公です。
氏のなかでも、新機軸への挑戦といったところでしょうか。
いまどきの漫画、もしくは小説が脚本となっている
現代ドラマ界に、オリジナル脚本で挑戦する
大石氏の手腕に期待したいドラマです。
最後に。
ちょっと気になったのが
『オードリー』のときのお父さん役の俳優、段田安則。
今回も主人公のサポート役で上司として登場しています。
プロテューサーか、脚本家のお気に入りですか?
アイドルを脱皮しつつある深田恭子
の深い演技にも注目ですね。
★★★☆☆
高木伸浩
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