WIN-WINの関係より、上位の概念がある!
仕事上のお付き合いというのは、俗に
WIN-WINの関係がよしとされています。
私もそう思います。
ですが、WIN-WINの関係に、継続性があるかどうか
と問われると、ちょっと疑問に思いませんか?
現実的な例で考えてみます。
Aという「勝ち組企業」が、Bという下請け会社と取引をするとします。
Bという下請け会社も、その業界では、「勝ち組企業」であり、
A社に他の下請け企業よりも、安く、質の高いサービスをプレゼンし、
それが通り、めでたく、B社はA社との取引に成功しました。
これがいわゆるWIN-WINの関係です。
ところが、です。
B社よりも、安いC社があらわれ、顧客のA社はC社にとられ、
B社は負け組企業となりました。
B社にとってA社との、WIN-WINの関係は、継続しなかったのです。
A社の本音としては、B社さんに対して
「あなたが勝ち組企業である間だけは、お付き合いしてもいいけど...」
ということでしょう。
見方を変えれば、ひじょうに、ドライな考え方です。
A社さんが、ほんとうにB社さんに対して、WIN-WINの関係を続けたいのであれば、
たとえばA社さんは、B社さんら、下請け企業達を集めた勉強会を開催し、
「A社はこのような考え方で、運営している。みなさまもぜひ、理解してほしい」
というような努力を続け、
取引先企業を「育てる」
という発想をもたねばなりません。
B社のほうも、A社に対して下請けとの意識はもたず
「B社はこのような経営理念をもって、活動しています。○○という仕事を通して、社会に貢献していきます」
という考え方を常日頃からアピールしていく努力が必要でしょう。
A社が、B社を育てていけば、B社はどんどん成長し、さらなる利益をA社にもたらしてくれることでしょう。
これからの企業というのは
育てる-育てる
の関係がいいのではないでしょうか。
ノブヒロ
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