ゴーストライターによる文章作成代行【京都・ライティング株式会社】

SOHO・自営業者のための鉄の掟

文庫本「告白」を読んで

2010/05/27

41k4CmwKEcL__SL500_AA300_.jpg双葉文庫
湊かなえ著
¥650 
 
女教師が学校に連れてきた自分の幼い子どもを、2人の生徒に殺されてしまいます。

その生徒に対する復讐が、意外な形でなされ、その生徒たちをめぐって、さまざまな展開がある――というストーリーです。

本作品は「第6回本屋大賞」受賞作ですから、購入して失敗したということにはならないと思います。

中島哲也監督が映画化を手がけるということでも、話題になっていますが、彼の映画で私が見たものと言えば、下妻物語(2004年) ぐらいです、この映画のようにまさか、お笑い系の映画にはならないでしょうが、どんな作品になるのか、楽しみにしています。

ところで。

上質の作家というのは、「語り手」を明らかにして、物語をすすめていく場合がひじょうに多いと思います。

本作品は、「語り手」がどんどん変わっていくところが、魅力的な作品で、いま話題の村上春樹『1Q84』と同様の、登場人物による視点の違い、が楽しめる面白い小説です。

ノブヒロ
★★☆☆☆








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