映画『ディア・ドクター』を観て
昨年公開されたこの映画。
鶴瓶が出演しているということでお笑い系の作品かと思いきや、
しっかり考えさせる重厚なものだった。
鶴瓶が演じるのは、医師免許をもたないいわゆる「闇医者」。
しかしその明るく優しい人柄で周りの人や患者から愛されているという
不思議な役どころだ。
医師免許をもって、科学的に正しい治療を行うことが絶対に正しいのだろうか。
規則に違反する人間が必ずしも悪いと言えるのか。
どんな状況でも人の命を救うことが正義なのか。
そういった「当たり前」のことを深く考えさせられた。
社会で暮らしている以上、私たちの誰もがそこで当然とされる
「規則」や「基準」に染らざるを得ない。
しかし、それだけが判断や選択の基準になってしまっては
あまりにも寂しいのではないだろうか。
意識していなくても、すべての人が何らかの
「メガネ」をかけて世界をみている。
本当に後悔しない判断をしたかったら、そのことを知り、
できるだけクリアな視界を確保しようとすることが必要なのではないかと感じた。
スタッフ 大住
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