ゴーストライターによる文章作成代行【京都・ライティング株式会社】

SOHO・自営業者のための鉄の掟

何かが流行すると、誰かが怒っている

2010/03/16

鳩山邦夫氏が新党を立ち上げるというニュースが騒がれています。
とうとう、自民党が空中分解しつつあるようです。

私は政治的には、中立な立場なのですが、鳩山邦夫氏の
この選択は正しいのでは、ないかと思っています。

以下、私の勝手な私見です。
間違っていたらお許し下さい。

本人が意識しているか、していないかは別として
おそらく、鳩山さんは、亀井さんがうらやましいのではないでしょうか?

なんの準備もなく、自民党をとびだして、おそらくのたれ死ぬのだろう
と思っていたのに、民主党政権になってから、
キャスティングボードを握る立場になってしまい、
さまざまな問題にいちいち口を出し、マスコミを賑わし、注目の人となっている――
それなら、オレも一旗、あげてみるか?

おそらく、そんなに単純なものではないでしょうけれど
ダメなら、また、自民党に戻ればいいだけの話ですし、
少数政党でも、亀井氏のような立場になれば、それはそれなりに、面白いと思います。

関係のない話ですが、私は29歳のときに、なんの準備もなく、大きな会社を辞めて独立してこの会社をスタートさせましたが、それなりに、なんとか糊口をしのいで生きています。

大きな組織を辞めても、なんとかやっていけるものだと思っています。

なぜ、鳩山さんの話題をもってきたかというと、このコーナーの読者の方に、僭越ながら「世の中の見方」というものをお教えしたかったのです。

それはニュースとか、雑誌とか、テレビで知り得た情報をそのまま鵜呑みにするのではない、自分の情報分析技術をもっていただきたいのです。

あまり、人には、いいませんが、それでは私のライター&編集者生活12年の経験から編み出した「世の中の分析術」の奥義をおおしえしましょう。

誰が損をしているか、誰が得をしているか――を
考えるだけです。

安物の刑事ドラマででてくるようなセリフですが(笑)、
それだけで、新聞やテレビ、雑誌が伝えない自分の独自のニュース分析をすることができます。

たとえば、1例を挙げて考えてみましょう。

いま、韓流スター、というのが流行っています。
東方新起などというグループも活躍しています。

これで損をしているのは、誰か、と考えるのです。
私は、「ジャニーズ事務所」だと考えています。

ご存じかもしれませんが、日本の芸能界で男性のアイドルグループを作っていいのは
ジャニーズだけです。他の芸能事務所がそれを作れば、間違いなくテレビ局に圧力がかかって、つぶされます。

そんな圧倒的権力をもったジャニーズでも
外圧には弱いものですね。
韓国の男性グループが登場しても、なんにも言えないんです(笑)。

おそらくテレビ局に文句のひとつもいったことでしょう。
「ちょっと近頃、韓流スターをとりあげすぎと違いますか?うちのアイドルおたくのテレビ局に出しませんよ」と。
「ジャニーズさん、そんなに向きにならないでくださいよ。あれは韓国人ですから。国内の男性グループじゃないでしょ」
「......」(沈黙)

おそらくこんな会話があったのではないでしょうか。
私は勝手に想像して、喜んでいます。

何か一つの「流行」があったとき、誰が損をして、誰が得をしているか、
などを考えると、「自分だけの分析した意見」をもつことができるんです。

もう一例を挙げておきます。
ひと昔まえ、マツケンサンバ、という歌が流行しました。
私はあれをみて、テレビをたたき壊しているであろう、俳優が目に浮かびます。

松方弘樹です。

おそらく、松方は、あれはおれがやりたかった、と思っていると思います。
それを隠して「マツケンの野郎。時代劇役者が、あんなバカな、自分をおとしめるようなことをしていいと思っているのか。けしからん」などと息巻いているのではないでしょうか。

でも、ホントは、あんたがやりたかったんでしょ――
と私は思っています。
でも、さすがに二番煎じはカッコわるいですよね。

話を戻します。

亀井さんが飛び出し、鳩山さんが飛び出し、桝添さん?!も飛び出して、
みんな、みんな出て行っても、おそらく皆、得をすると思います。

誰が得をして、誰が損をするのか――
(何かが流行すると、誰が怒っているのか)

そんなことを考えるだけで、意外と見えない部分が見えてくるものです。
































 



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