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この選手がすごい! 2016世界スーパージュニア

2016/10/29
最近はかなり寒くなってきましたね。スタッフYです。
10月22日、大阪靭テニスセンターに2016世界スーパージュニアテニス選手権大会を観に行きました。
私たちライティングスタッフが観戦したのは、まずM.Kecmanovic選手(セルビア)、次に綿貫陽介選手(日本)です。

私はついていました。ケクマノビッチ選手が、個人的に一番観戦に向いていると思っているサブセンターコートで試合していたからです。

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このように、選手の真後ろに陣取ることができ、目線もだいたい一緒ですので、まるで選手に成り代わって試合をしているかのような臨場感があります。
彼は台湾人?と思しき東洋人と試合していましたが、ケクマノビッチ選手の、ジュニアとは思えない高レベルのストロークに圧倒されていました。

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特に左右に揺さぶられた時の処理が素晴らしいと思いました。コースをつかれた時は、中ロブスピン、スライスなどで時間稼ぎをし、体勢を立て直すのが定石ですが、彼は攻める時と変わらないボールコンタクトで返球するので、東洋人選手は攻めるに攻めきれない、といった様子でした。しかし、「テニスは逆転のスポーツ」とはよく言ったもので、相手に一度ブレイクポイントが訪れたのですが、そうしたピンチの場面でも、センターへのダブルセカンドを選択できる勝負強さも持ち合わせていました。

その第1セットが終了した時点で、勝敗は決したと判断し、綿貫選手が試合中のセンターコートへ移動。

一応センターコートというのは「会場内で最もランクの高いコート」であり、一般的には人気があるのですが、個人的にあまり観戦には向かないと思っています。一番良いポジションはすでに報道陣やスポンサー、熱心な応援団などに抑えられているので、一般人はかなり遠い位置からの観戦になるからです。
綿貫選手はドイツ人?と思しき西洋人選手との試合中で、その時すでにワンセットリード、ゲームカウント4−2とかなりリードしていました。
実は今回が綿貫選手の観戦は初だったのですが、やはり国内外からも期待されているだけあり、ただならないものを感じました。

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一番印象的なのは、体の柔軟性でした。まず彼の無駄のない筋肉のつき方、手足の長さからして「こいつはヤバい」と思わせるものがあります。この特殊なフィジカルを彼は攻撃に活かしていました。先に重りのついた振り子のようなものをイメージしてください。糸が長ければ長いほど、振られた時の重りの運動エネルギーは増大する、つまりインパクトしたボールのパワーが高くなるのです。
結局この試合は綿貫選手の一方的な攻撃によって決着がつきました。

翌日のケクマノビッチ、綿貫両選手の決勝戦は綿貫選手の勝利だったようです。しかし、私はこの両選手どちらも注目しておくべきだと思います。実際に観て、痺れるものを感じました。








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